a, e, i, o, u は 「長音」で 読むとき が 盲点

フォニックスの基本は 重要だが、それだけでは ふじゅうぶん

 

まずは おさらい。(くわしいことは、ほかのページを参照してください。)

a, e, i, o, u には、2しゅるい の きほん的な 読みかたとして、「短音」と「長音」が あります。

「短音」は hat, set, hit, hot, cut に おける ような 読みかた です。(例外も すくなく ありませんが) 原則として a, e, i, o, u で 表記 される のが ふつう です。

しかし、a, e, i, o, u が つねに 「短音」で ある とは かぎりません。

「長音」(アルファベット読み)の 場合も a, e, i, o, u で 表記 されます。

fake, mete, kite, mode, cute などの ように 〔母音字+子音字+"e"〕の パターンの 場合や、cable, title, noble, ruble などのように〔母音字+子音字+"-le"〕の パターンの 場合は、比較的 読みかたが わかりやすく、とくに 後者は 例外も ごくわずか(ex. treble, triple)です。

しかし、パターンが あっても みぬけないうちは むずかしい ですし、パターンも なにも なく つづりを みただけでは 母音字が 「短音」か 「長音」か わからない 単語が たくさん あります。

知っている単語は わざわざ 辞書で しらべないからこそ・・・

 

読みかた が わからない 場合は 発音記号で かくにん する ほう が いい の ですが、学生時代は いろいろな 科目を 勉強 する ので、英語 ばかりに 時間を ついやす わけ には いきません。(そして、もちろん 社会人も いそがしい です。)

英単語の 学習は 意味 あるいは 訳語が 中心に なる わけ で、発音は ないがしろ、あるいは あとまわしに なりがち です。

発音記号の 読みかたを 知っていたとしても、意味が わかって 訳せる 単語は 辞書で しらべません。そして わざわざ 読みかたを かくにん など しません。ローマ字に ちかい 読みかたで すませてしまいます。

mania も media も ameba も demon も ストレスの ある 音節の 母音字を 「長音」(アルファベット読み)で 発音 する の ですが、カンタンそうに みえる ので、わざわざ 読みかた など かくにん せず、ローマ字風の 読みかた で まにあわせてしまう。

カンタンそうに みえるのは、対応 する カタカナ語の 存在 が ある から でしょう。

ion や Orion も「イオン」「オリオン」で すませてしまいます。

フォニックスの 基本ルールを 知っている だけ では 対処 できません。盲点 です。

ばんかい する ため には、知っている 単語を かたっぱしから 辞書で ひいて 発音記号で 読みかたを かくにん する しか ありません。

ちなみに、arena の e は わりと ただしく 「長音」(アルファベット読み)で 読める 可能性が ありますが、それは カタカナ語の 「アリーナ」と むすびついた 場合 です。(ただし、カタカナでは LとRの くべつ が きえます。)

genius も ただしい 読みかたを おぼえやすい 単語 です。しかし、helium は そうはいかない でしょう。


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