われわれは 英単語の 読みかたに 関して、カタカナ語の 影響を うけてしまう ことが あります。
たとえば、「メディア」「セピア」「コメディアン」「ウィキペディア」「ヘリオス」「ヘリウム」「セシウム」「プレミアム」「マテリアル」「バクテリア」「カフェテリア」など です。
英語では、e の文字は 「エ」のほかに 「イー」と 読む こと も おおい。
だったら、「イー」のときは ee と 書いてあればいい と おもったり も しますが、英語は そんなに 親切な 言語 では ありません。
"e+子音字+i+母音字"の文字列パターンにおいて、e の文字は 「イー」と 読むことが おおい よう です。(というか、発音記号の 読みかたが わかれば 自分で 検証 できます。)
e のところに ストレスが くることが おおいのですが、mediocre は o に ストレスが あります。
"e+子音字+i+母音字"の文字列パターン、などと 書くと、それだけで おぼえにくい と おもいます。とっつきにくい です。なので、
「イー子アイ母」の 法則
ということに しておきましょう。
genius と media と premium の 法則
というのでも いい と おもいます。
media を「メディア」と 読みたくなる きもち は よく わかります。しかし、この 単語 は 英語では 「メディア」ではなく「ミーディア」と 読みます。
そして、media が 読めれば 類推で ほかの 単語も 読めます。
comedian, immediately, remedial
medial, menial, genial, congenial なども e を「イー」と 読みます。
sepia, cafeteria, bacteria, anemia, Wikipedia なども e を「イー」と 読みます。
Nigeria が 読めれば、Siberia, Liberia, Iberia も 読めます。
media は、もともと medium の 複数形です。
medium が 読めれば、premium, helium, cerium, cesium なども 読めます。
genius が 読めれば Helios が 読めます。
serious が 読めれば tedious も 読めます。
Cornelius も Cornelia も Euphemia も Amelia も 英語読み が おぼえやすく なります。
convenience, convenient, expedient, experience, ingredient, obedience, obedient なども 「イー子アイ母」の 法則に 合致します。
senior の e も「イー」で、seniority の e も「イー」ですが、第1強勢は うしろから3番目の音節 です。
interior は「インテリア」ではなく「インティリア(ー)」に ちかい(?) 読みかた です。この場合の e は r の まえ なので 「イー」よりも むしろ 「イ」と「エ」の 中間のような 音に なります。
inferior と superior に ついても おなじような こと が あてはまります。
material や serial に ついても 同様 です。日本語の カタカナ語では 「マテリアル」「シリアル」に なってしまいます が、英語では 読みかたの 法則に 共通性が あります。
ちなみに、Material Girl という 楽曲には、"material" という 単語が 何回も でてくるので、耳から 定着させるには オススメです。
例外も あります。
special, precious, dandelion, Eliot など です。
carburetion, discretion も 要注意。
分別も なにも あったものでは ありません。これらは すべて、つづりを みた だけ では 予測不可能 なので、ひとつ ずつ 読みかたを かくにん して りくつ ぬき の まる暗記を しいられる はめ に おちいります。
「規則化英語」では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。マジックeのパターンも二重子音字も つかわれるが、推進は されない。
基本的な単語も ルールどおりに つづりをかえる。
th は、語頭以外では、th と dh の くべつをする。(ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
動詞の過去形の語尾は、発音のとおりに表記する。 (ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
Traditional Spelling Revised では、それぞれの音素に対応する書記素のパターンを一覧表にまとめ、そこから逸脱したものを修正する。分割ダイグラフ(マジック e の パターン)も 二重子音字も つかわれる。
th は、無声音でも有声音でも そのまま。
動詞の過去形の語尾は、そのまま。
短音は a, e, i, o, u で 表記。ただし、一定数の例外(any, many, other, some)をみとめる。
長音は マジック e のほかに数種類のパターンで表記。main, mane, they, way, weigh, by, bye, buy, pie, right, rite など。同音異綴異義語の区別はかなり維持される。
/ju:/, /u:/, /U/ の区別には、こだわる。
ただし、new は、/nju:/も /nu:/も、そのまま。
"super" は、"u" をそのままにする。("oo" に しない。)
"e" は、直前の母音が短いときはカットする。
live(動詞)→ "liv"(形容詞の "live" との区別のため)、love → luv.
("-ore" の "e" は、そのまま のこすことに なりました。)
よまない g は、sign, benign などでは のこるが、gnash の g はカット。
よまない gh は のこる(night, thought)。ただし、through は (thru ではなく) throo に。
/f/ の gh は、ff になる(coff, enuff, laff)。
/f/ の ph は、そのまま(phone)。
語中の二重子音字は、ストレスのある短い母音の直後で使う(dinner, supper)。(ll, ff, ss などは語末でも使われる。)
qu, tch, th, x, -(e)d, -(e)s, -sion, -tion, -sure, -ture などは、そのまま。
接尾辞をおおむね維持。
不規則でも類推の有効なパターンをそのまま維持。
借用語のつづりをそのままにする。(cello, chef.)
部分的修正では 根本的解決に ならない。表音主義は なじみにくい。そして、保守主義で 英語のつづりが むずかしいままだと、学習に時間がかかり、つかいこなせる人が ふえにくい。(英語ユーザーが多数派にならないのは、いいことかもしれません。)
「短音」の a, e, i, o, u の つづり が 不規則な ばあい | OUGH や AUGH の つづり |
"ea", "ear", "eau" の つづり の よみかた | ch なのに /k/ の おと で よむ ばあい |
外部リンク(暫定) |
1908ねん せつりつ。まだまだ これから? |
「規則化英語(Regularized Inglish)」(ウィキペディア) ふきそくな つづりを きそくてきに なるように しゅうせい します。ただし、knight の よまない k や gh など は (よみかたの さまたげに ならない ので) そのまま のこります。whose が "hooze" に なったりします。 |
カナモジカイ の ホームページ かんじをつかわない。わかちがきをする。まぎらわしいことばをいいかえる。ただし、リンクさきのサイトでは、かんじを まったく つかわない ぶんしょう は、まれ です。 |
現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論 -漢字文化をよそに100年さきをいく点字- |
https://daydreem-beleever.jimdofree.com/
2018.11.17.たちあげる
もとのサイトは、
www.geocities.jp/yomikata_spelling/
えいたんご の よみかた : つづり と はつおん の ルール と パターン
こえ に だして よめば、単語 は おぼえやすくなる。英文を 音読すれば 英語が 身につくのだと いわれる。
しかし、英単語の よみかた が わからなければ 音読は できない。それが 原点 だった よう に おもいます。
英語は、文字と発音の関係が 複雑なので、身につけるのには 時間が かかります。じゅうぶんな時間・気力・体力などを もつ 人 たち だけ が、英語を身につけられるというわけです。
つづりが むずかしければ それだけ 時間が かかります。ゆえに、英語をつかえる人が ふえにくい。でも、そのほうが いいのかもしれません。もしも 英語をつかう人が マジョリティーに なったら、おしまい です。つかわないひとが おいつめられることになるので。
カナモジカイ の ウェブサイト
http://kanamozi.org/
かんじ を みなければ いみ が わからないような ことば は、つかわない ほう が いい。のぞまれるのは、カナモジ で かいても いみ が つたわる ことば。みみ で きいて わかりやすい ことば。
カナモジカイ は「コトバのバリアフリー」をうったえ、「漢字を使わないことを恥としない文化」の創造をめざしている(https://twitter.com/kanamozikai/status/1632246825750269953)とのこと。
もっと つかうカンジを へらしたほうがいいのでは?
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