われわれは 英単語の 読みかたに 関して、カタカナ語の 影響を うけてしまう ことが あります。
たとえば、「マニア」「ラジオ」「サーカディアン」「アルカディア」「スタジアム」「ラジアル」「アクアリウム」「ゲルマニウム」「バナジウム」「タスマニア」「ピグマリオン」「ポメラニアン」など です。
これらの 英語での 読みかた は、個別に おぼえる よりも パターンにして まとめておいたほうが 効率化が 期待できます。 英語では、a の文字は「ェア」のほかに「エイ」と 読むことも おおいのですが、単語が ながくなると ローマ字読み してしまいがち なので 油断大敵です。
"a+子音字+i+母音字"の文字列パターンにおいて、a の文字は「エイ」と読むことが おおいようです。(というか、発音記号の 読みかたが わかれば 自分で 検証 できます。)
"a+子音字+i+母音字"の文字列パターン、などと 書くと、それだけで おぼえにくい と おもいます。とっつきにくい です。なので、
「エイ子アイ母」の法則
ということに しておきましょう。
mania と radio と stadium の法則
というのでも いい と おもいます。
mania を「マニア」と 読みたくなる きもち は よく わかります。しかし、この 単語は 英語では「マニア」ではなく「メイニア」と 読みます。
そして、mania が 読めれば 類推で ほかの 単語も 読めます。
maniac は、英語では「マニアック」ではなく、「メイニアク」と 読みます。
Tasmania は「テァズメイニア、-ニャ」に 近い(?)です。(ひと に よって 発音は ことなるとしても)
radio, radial, radium は 日本の カタカナ語では 「ラジオ」「ラジアル」「ラジウム」ですが、英語では a を「エイ」と読み、d は /d/ で読みます。radiation や radius も 同様。
stadium は、英語では 「スタジアム」ではなく 「ステイディアム」に ちかい(?)読みかた です。
germanium, vanadium
aquarium, barium, planetarium, rosarium
Aquarius は「アクアリウス」ではなく、「アクエリアス」に ちかい です。
Sagittariusは「サジタリウス」ではなく、「セァジテリアス」に ちかい です。
Arabia は、英語では 「アラビア」とは 読まず、「アレイビア」に ちかい 読みかた です。
Asia, Eurasia
Australia --- ストレスのある第2音節の a は 「エイ」です(が、ひと に よって 発音が ことなる 場合 が あります)。
Arcadia, Lithuania, Romania
Arcadius
Pygmalion
pomeranian
circadian(ただし ほかの 読みかた も あります。)
Canadian
Iranian(ただし ほかの 読みかた も あります。)
alien は「ありえん」と 書いて 「エイリアン」と 読みます。
Damian, Damien も 英語では a を「エイ」と 読みます。
Fabian, Fabius も 英語では a を「エイ」と 読みます。
aviator (最初の a は「エイ」が 一般的ですが、「ェア」も あります。まんなか の a も「エイ」です。)
audacious, capacious, sagacious, spacious, voracious など、-cious の 直前の a は ストレスのある「エイ」の 読みかた です。
facial, glacial, racial や palatial, spatial(spacial) に ついても ストレスのある a を 「エイ」と 読みます。
insatiable の 第2音節の a も「エイ」と 読みます。
patience, patient, impatience, impatient などの a も 「エイ」です。
nation, station, vacation など、-tion の直前の a は ストレスのある「エイ」の 読みかた です。(例外は、cation, ration など。)
ratio や Horatio の a も「エイ」です。
contagion や evasion, invasion, occasion, persuasion, pervasion なども a を「エイ」と 読みます。
例外も すくなからず あります。
Italian, mafia, aria, gladiator, Daniel, spaniel, Spaniard, Somalia, Yugoslavia などは 例外。
Maria, Mariah, Mariana, Paria, pariah なども 要注意。
Mario, Marionette
companion, fanion の a は 「短音」です。
cation は cat と ion を そのまま くっつけたような 読みかた です。
ration, rational, irrational, national, international なども 要注意 です。
retaliate, retaliation の 第2音節の a は 「短音」です。
これらの 例外を 把握 する ことに よって、パターンに あてはまる 多数の 語を 一網打尽に する こと が できます。
やはり、「イー子アイ母」の法則に くらべると 例外が おおい よう です。
「規則化英語」では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。マジックeのパターンも二重子音字も つかわれるが、推進は されない。
基本的な単語も ルールどおりに つづりをかえる。
th は、語頭以外では、th と dh の くべつをする。(ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
動詞の過去形の語尾は、発音のとおりに表記する。 (ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
Traditional Spelling Revised では、それぞれの音素に対応する書記素のパターンを一覧表にまとめ、そこから逸脱したものを修正する。分割ダイグラフ(マジック e の パターン)も 二重子音字も つかわれる。
th は、無声音でも有声音でも そのまま。
動詞の過去形の語尾は、そのまま。
短音は a, e, i, o, u で 表記。ただし、一定数の例外(any, many, other, some)をみとめる。
長音は マジック e のほかに数種類のパターンで表記。main, mane, they, way, weigh, by, bye, buy, pie, right, rite など。同音異綴異義語の区別はかなり維持される。
/ju:/, /u:/, /U/ の区別には、こだわる。
ただし、new は、/nju:/も /nu:/も、そのまま。
"super" は、"u" をそのままにする。("oo" に しない。)
"e" は、直前の母音が短いときはカットする。
live(動詞)→ "liv"(形容詞の "live" との区別のため)、love → luv.
("-ore" の "e" は、そのまま のこすことに なりました。)
よまない g は、sign, benign などでは のこるが、gnash の g はカット。
よまない gh は のこる(night, thought)。ただし、through は (thru ではなく) throo に。
/f/ の gh は、ff になる(coff, enuff, laff)。
/f/ の ph は、そのまま(phone)。
語中の二重子音字は、ストレスのある短い母音の直後で使う(dinner, supper)。(ll, ff, ss などは語末でも使われる。)
qu, tch, th, x, -(e)d, -(e)s, -sion, -tion, -sure, -ture などは、そのまま。
接尾辞をおおむね維持。
不規則でも類推の有効なパターンをそのまま維持。
借用語のつづりをそのままにする。(cello, chef.)
部分的修正では 根本的解決に ならない。表音主義は なじみにくい。そして、保守主義で 英語のつづりが むずかしいままだと、学習に時間がかかり、つかいこなせる人が ふえにくい。(英語ユーザーが多数派にならないのは、いいことかもしれません。)
「短音」の a, e, i, o, u の つづり が 不規則な ばあい | OUGH や AUGH の つづり |
"ea", "ear", "eau" の つづり の よみかた | ch なのに /k/ の おと で よむ ばあい |
外部リンク(暫定) |
1908ねん せつりつ。まだまだ これから? |
「規則化英語(Regularized Inglish)」(ウィキペディア) ふきそくな つづりを きそくてきに なるように しゅうせい します。ただし、knight の よまない k や gh など は (よみかたの さまたげに ならない ので) そのまま のこります。whose が "hooze" に なったりします。 |
カナモジカイ の ホームページ かんじをつかわない。わかちがきをする。まぎらわしいことばをいいかえる。ただし、リンクさきのサイトでは、かんじを まったく つかわない ぶんしょう は、まれ です。 |
現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論 -漢字文化をよそに100年さきをいく点字- |
https://daydreem-beleever.jimdofree.com/
2018.11.17.たちあげる
もとのサイトは、
www.geocities.jp/yomikata_spelling/
えいたんご の よみかた : つづり と はつおん の ルール と パターン
こえ に だして よめば、単語 は おぼえやすくなる。英文を 音読すれば 英語が 身につくのだと いわれる。
しかし、英単語の よみかた が わからなければ 音読は できない。それが 原点 だった よう に おもいます。
英語は、文字と発音の関係が 複雑なので、身につけるのには 時間が かかります。じゅうぶんな時間・気力・体力などを もつ 人 たち だけ が、英語を身につけられるというわけです。
つづりが むずかしければ それだけ 時間が かかります。ゆえに、英語をつかえる人が ふえにくい。でも、そのほうが いいのかもしれません。もしも 英語をつかう人が マジョリティーに なったら、おしまい です。つかわないひとが おいつめられることになるので。
カナモジカイ の ウェブサイト
http://kanamozi.org/
かんじ を みなければ いみ が わからないような ことば は、つかわない ほう が いい。のぞまれるのは、カナモジ で かいても いみ が つたわる ことば。みみ で きいて わかりやすい ことば。
カナモジカイ は「コトバのバリアフリー」をうったえ、「漢字を使わないことを恥としない文化」の創造をめざしている(https://twitter.com/kanamozikai/status/1632246825750269953)とのこと。
もっと つかうカンジを へらしたほうがいいのでは?
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