現代英語を 完全に表音的な表記法に おきかえてしまうのではなく、一貫性の欠如(不規則なところ)を より規則的なもので おきかえることが、Wijk(ヴァイク/ヴィーク)の ねらい。
さらにいえば、ある種の 一貫性の欠如は、維持される。
g の読みかたが 2種類(gent, goat)あっても そのまま みとめる。
k, c, qu が /k/ の音に対応するのも そのまま みとめる。(ただし、mosquito は、"moskieto" に。)
c も s も /s/ の音に 対応するのを みとめる。
"x"は、無声音 /ks/ でも 有声音 /gz/ でも そのまま。
/f/ の音をあらわす場合の "ph" は、"f" の文字におきかえる。(elephant は "elefant" に。)
/f/ の音をあらわす場合の "gh" は、"f" の文字におきかえる。(rough は "ruff" に。)
サイレントの場合の "gh" は、おおくの場合、そのまま維持される。(high, taught.)
ただし、thought は "thaught" に なる。though, through は、"tho", "thru" に。
結果的に、90から95パーセントの単語は、現代英語の つづり そのままに なる。
米国(北米)式と英国式で、表記法を べつべつにする。ただし、地域的な こまかい発音の変種に までは およぼさない。
この改革案は、単なる つづり の 単純化 よりも むしろ 読みかた が わかるような かきかた を めざす。不規則性を かなり 修正 する。(規則化英語では、/ju:/と/u:/をあらわす書記素について 厳密な区別をせず、もとのつづりを維持することが ほとんど。)
同音異義語の くべつを かなり 重要視するが、flow が floe と おなじ つづり に なったり、would が wood と おなじ つづり に なったり する。
そして、ルール が かならずしも わかりやすい かたち で しめされているわけではないのが、ざんねん。(スペリングソサエティーのウェブサイトにも、規則化英語のルールについてのページは みあたらなかった。)
ttp://www.spellingsociety.org/bulletins/b80/spring/wijk.php
http://web.archive.org/web/20130309183515/http://www.spellingsociety.org/bulletins/b80/spring/wijk.php
ウィキペディアでの リンクさき には、さらに つぎのようなことが かいてある。
http://recycledknowledge.blogspot.jp/2007/02/regularized-inglish-theory.html より。
("In my opinion, Wijk goes a bit far in a few places: for example, "に つづく ぶん。ただし、そのまま訳したというわけではないので注意。)
規則化英語の使用例を(部分的に)引用する。
引用元:原著p.321の原文(規則化英語(1959)の原文コピー参照)
Wunce upon a time thare livd a poor boy named Dick Whittington, hooze faadher and mudher wer bothe ded. Having nydher (needher) home nor frends he roamd about the cuntry trying to ern hiz living. Sumtimes he cood not finde eny wurk, and he offen had to go hungry.
On market days he herd the farmers tauk about the greit city ov Lundon. They sed that its streets wer paved widh gold. So Dick made up hiz minde to go to Lundon and seek hiz fortune. Packing hiz clodhes into a bundle and cauling hiz faithful cat he started out. Aafter (After) days and days ov wauking the hungry lad finally reacht Lundon.
引用元:"http://recycledknowledge.blogspot.com/2005/07/regularized-inglish.html"
Wunce upon a time thare livd a poor boy named Dick Whittington, hooze faather and muther were bothe ded. Having neether home nor frends, he roamed about the cuntry trying to ern hiz living. Sumtimes he cood not finde any wurk, and he offen had to go hungry.
On market days he herd the farmers tauk about the greit city of Lundon. They sed that its streets wer paved with gold. So Dick made up hiz minde to go to Lundon and seek hiz fortune. Packing hiz clothes into a bundle and cauling hiz faithful cat he started out. After days and days ov wauking, the hungry lad finally reached Lundon.
いくつか の ちがい が ある。
http://recycledknowledge.blogspot.com/2005/07/regularized-inglish.html
http://recycledknowledge.blogspot.com/2007/02/regularized-inglish-theory.html
http://recycledknowledge.blogspot.com/2007/02/regularized-inglish-wordlists.html
http://recycledknowledge.blogspot.com/2019/11/regularized-inglish-rules.html
John Cowan 氏のブログにある 規則化英語ワードリスト(http://recycledknowledge.blogspot.com/2007/02/regularized-inglish-wordlists.html)では、もとの規則化英語の「いきすぎた」特徴が いくらか とりのぞかれている。したがって、本来の規則化英語よりも やや 現代英語に ちかいものと なっている。たとえば、brother は brudher とは 書かずに、bruther なのである。(th と dh の つづり の くべつ を しない。)observe を observ と 書く。(本家の規則化英語では "obzerv ")
calm が cam に なっていた。(本家の規則化英語では "caam" に なる。)
つぎの リンクさき では、音素ごとに対応するつづり字のパターンがしめされている。
Notes on Wijk's Regularized English
http://wyrdplay.org/AxelWijk/WRE-notes.html
Regularized Inglish spellings
https://docs.google.com/document/d/10jUb8O74DnOtiOzrw9dq3smX9ElZP1LscU21jU9jh8Y/edit
http://recycledknowledge.blogspot.com/2019/11/regularized-inglish-rules.html
ちなみに、本家の規則化英語では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。
"Traditional Spelling Revised" かんれん の コメントらん(へいさ) で、規則化英語 の 原文 の コピーへの リンクを みつけた。
http://spellingsociety.org/iesc-traditional-spelling-revised_article61#commento
Go to http://tinyurl.com/johnwcowan-public, scroll down to reging-final.pdf, right-click and choose Download.
https://drive.google.com/drive/folders/1SOL7jJrX1hzNseFbpbuQRZrIftpkKXXC
いまのところ、ここから たどれます。
http://recycledknowledge.blogspot.com/2020/04/response-to-anatoly-liberman-on.html
In short and with a few caveats (I see no need for dh or aa) I would follow Axel Wijk's Regularized English.
「要するに、いくつかの条件付きで(dh や aa は必要ないと判断)、私はAxel Wijk's Regularized Englishを奉じる。」
reging-final.pdf を さがす。
361ページ!
91ページ、主要な原理原則
98ページ、多音節語の a, e, i, o, u の よみかた。うしろから3番目あるいは4番目のストレスある母音字。直後の子音字がシングルであっても、a, e, i, o は short で、u は ほとんど long である。(派生語には例外もある。)
143ページから、母音字(rの前でない場合)
157ページから、母音字+r
165ページから、母音ダイグラフ(など)について。
ストレスのない母音ダイグラフについては、227ページから。
語末のサイレント e については、232ページから。
ルールのまとめは、303ページから。
本家でのワードリストは、341ページから。
1400語のワードリストあり。
Notes on Wijk's Regularized English
http://wyrdplay.org/AxelWijk/WRE-notes.html
(リンク先のページ、Examples の直前、右側に "here" とあり、そこから約1400語の綴りかえ単語リストがダウンロード可能。)
http://wyrdplay.org/AxelWijk/Regularized-Spellings.zip
ひだり が 現行のつづり字、みぎ が 規則化英語での つづり字。
「規則化英語」では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。マジックeのパターンも二重子音字も つかわれるが、推進は されない。
基本的な単語も ルールどおりに つづりをかえる。
th は、語頭以外では、th と dh の くべつをする。(ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
動詞の過去形の語尾は、発音のとおりに表記する。 (ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
Traditional Spelling Revised では、それぞれの音素に対応する書記素のパターンを一覧表にまとめ、そこから逸脱したものを修正する。分割ダイグラフ(マジック e の パターン)も 二重子音字も つかわれる。
th は、無声音でも有声音でも そのまま。
動詞の過去形の語尾は、そのまま。
短音は a, e, i, o, u で 表記。ただし、一定数の例外(any, many, other, some)をみとめる。
長音は マジック e のほかに数種類のパターンで表記。main, mane, they, way, weigh, by, bye, buy, pie, right, rite など。同音異綴異義語の区別はかなり維持される。
/ju:/, /u:/, /U/ の区別には、こだわる。
ただし、new は、/nju:/も /nu:/も、そのまま。
"super" は、"u" をそのままにする。("oo" に しない。)
"e" は、直前の母音が短いときはカットする。
live(動詞)→ "liv"(形容詞の "live" との区別のため)、love → luv.
("-ore" の "e" は、そのまま のこすことに なりました。)
よまない g は、sign, benign などでは のこるが、gnash の g はカット。
よまない gh は のこる(night, thought)。ただし、through は (thru ではなく) throo に。
/f/ の gh は、ff になる(coff, enuff, laff)。
/f/ の ph は、そのまま(phone)。
語中の二重子音字は、ストレスのある短い母音の直後で使う(dinner, supper)。(ll, ff, ss などは語末でも使われる。)
qu, tch, th, x, -(e)d, -(e)s, -sion, -tion, -sure, -ture などは、そのまま。
接尾辞をおおむね維持。
不規則でも類推の有効なパターンをそのまま維持。
借用語のつづりをそのままにする。(cello, chef.)
部分的修正では 根本的解決に ならない。表音主義は なじみにくい。そして、保守主義で 英語のつづりが むずかしいままだと、学習に時間がかかり、つかいこなせる人が ふえにくい。(英語ユーザーが多数派にならないのは、いいことかもしれません。)
「短音」の a, e, i, o, u の つづり が 不規則な ばあい | OUGH や AUGH の つづり |
"ea", "ear", "eau" の つづり の よみかた | ch なのに /k/ の おと で よむ ばあい |
外部リンク(暫定) |
1908ねん せつりつ。まだまだ これから? |
「規則化英語(Regularized Inglish)」(ウィキペディア) ふきそくな つづりを きそくてきに なるように しゅうせい します。ただし、knight の よまない k や gh など は (よみかたの さまたげに ならない ので) そのまま のこります。whose が "hooze" に なったりします。 |
カナモジカイ の ホームページ かんじをつかわない。わかちがきをする。まぎらわしいことばをいいかえる。ただし、リンクさきのサイトでは、かんじを まったく つかわない ぶんしょう は、まれ です。 |
現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論 -漢字文化をよそに100年さきをいく点字- |
https://daydreem-beleever.jimdofree.com/
2018.11.17.たちあげる
もとのサイトは、
www.geocities.jp/yomikata_spelling/
えいたんご の よみかた : つづり と はつおん の ルール と パターン
こえ に だして よめば、単語 は おぼえやすくなる。英文を 音読すれば 英語が 身につくのだと いわれる。
しかし、英単語の よみかた が わからなければ 音読は できない。それが 原点 だった よう に おもいます。
英語は、文字と発音の関係が 複雑なので、身につけるのには 時間が かかります。じゅうぶんな時間・気力・体力などを もつ 人 たち だけ が、英語を身につけられるというわけです。
つづりが むずかしければ それだけ 時間が かかります。ゆえに、英語をつかえる人が ふえにくい。でも、そのほうが いいのかもしれません。もしも 英語をつかう人が マジョリティーに なったら、おしまい です。つかわないひとが おいつめられることになるので。
カナモジカイ の ウェブサイト
http://kanamozi.org/
かんじ を みなければ いみ が わからないような ことば は、つかわない ほう が いい。のぞまれるのは、カナモジ で かいても いみ が つたわる ことば。みみ で きいて わかりやすい ことば。
カナモジカイ は「コトバのバリアフリー」をうったえ、「漢字を使わないことを恥としない文化」の創造をめざしている(https://twitter.com/kanamozikai/status/1632246825750269953)とのこと。
もっと つかうカンジを へらしたほうがいいのでは?
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から