発音記号・発音リスペリング・補助記号

発音記号は よみかたを しらべるため の ツール に すぎません。


しかも、絶対的な もの では ありません。


辞書に よって つかわれている 記号が すこしずつ ことなります。


それぞれの 辞書に ある 発音記号の 一覧表を かくにん する しか ありません。


辞書 に よっては、発音記号の かわりに つづりかえ を しめしてあるもの も あります。いわゆる「発音リスペリング」です。


break を brake の よう に かいてあったりする かもしれません。


ceiling を seel-ing の よう に かいてあったりする かもしれません。


idea を eye-dee-uh の よう に かいてあったりする かもしれません。


major を may-jer の よう に かいてあったりする かもしれません。

 

「発音リスペリング」は、方式が1つに統一されているわけではありません。

たとえば、https://www.dictionary.com/ では、独自の方式が ありました。

  • /エイ/を [ey](aid, hate, day)で あらわします。
  • /アイ/を [ahy](I, ice, hide, deny)で あらわします。
  • /オウ/を [oh](owe, road, below)で あらわします。
  • in‧for‧ma‧tion を [in-fer-mey-shuhn] の ように 表記します。

https://web.archive.org/web/20170912190300/http://www.dictionary.com:80/pronunciation/Spell_pron_key


発音記号 だけ が 発音を あらわす わけ では ないのです。


ほか の やりかた で 発音を あらわすことも できます。

 

補助記号をつかう方式もあります。『表音小英和』や『デイリーニューフォニックス英和辞典』では、つかわれていました。後者は、カタカナ表記も そえてあり、そっちばかりが強調されていたようでしたが。

 

その一部を ここに しめします。発音記号(IPA) と 単語例 を おぎないました。

ā/eɪ/

(mate)

ē/iː/

(mete)

ī/aɪ/

(kite)

ō/oʊ/

(cope)

ū/juː/

(mute)

o͞o /uː/

(food)

o͞u /aʊ/

(south)

ă /æ/

(mat)

ĕ /ɛ/

(met)

ĭ /ɪ/

(kit)

ŏ /ɑ/

(cop)

ŭ /ʌ/

(must)

o͝o /ʊ/

(foot)

o͝u /ʌ/ = ŭ

(southern)

"ou" にも 補助記号を つけてあるのは 特徴的です。

その下には、Rつき母音の一覧表もありました。