a+子音字+e では、a-e のペアで1つの音をあらわす。cake, make, name, sale, tale.
e+子音字+e では、e-e のペアで1つの音をあらわす。eve, gene, mete, plebe, scene.
i+子音字+e では、i-e のペアで1つの音をあらわす。bite, kite, nice, pile, time.
o+子音字+e では、o-e のペアで1つの音をあらわす。home, joke, lone, note, role.
u+子音字+e では、u-e のペアで1つの音をあらわす。cute, duke, fuse, huge, mute.
これらは、サイレントe のルールだとか、マジックe のパターンだとか、いわれていましたが、いまでは、「分割二重音字」などと いわれることがあります。ai, ay, ee, eu, ew, oi, ou などのような 母音の「二重音字」(2字1音)と ちがって、2つの母音字が子音字によって分断されているためです。
ただし、分割ダイグラフのルールに うまくあてはまらないものが かなり あります。
late vs chocolate
mate vs intimate
spice vs hospice
polite vs police
rove vs love vs move
さいごの e をカットするだけでは対処できない場合もあります。したがって、分割ダイグラフを容認して例外だけを修正するとしても、すべてを解決することはできません。
シンプルな「二重音字」とおなじように、「分割二重音字」も 2文字をくっつけて、ただの「二重音字」に してしまうことは できないのだろうか。
https://www.weblio.jp/content/ae%2C+ee%2C+ie%2C+oe%2C+ue
a-e, e-e, i-e, o-e, u-e のような分割二重音字を使わずに、sundae, see, pie, doe, cue などにおけるような母音の二重音字 ae, ee, ie, oe, ue を使って [eɪ], [iː], [aɪ], [oʊ], [juː] をあらわすような英語の綴り字改革案も存在する。サウンドスペルは、その一例である。
しかし、align, find, mine, wild が alien, fiend, mien, wield に なってしまうのは、混乱をまねくのではないか。サウンドスペル内では一貫性があるとしても、伝統的つづり字との衝突は、さけたい。(つづりじ改革案 "Regspel" には、これをさける方法があります。)
文字と発音の1対1対応、つまり、一貫性があって単純なつづりと発音の対応は、理論上は理想的ですが、ここでは、あきらめることにしましょう。
分割ダイグラフの語末の e は、まえに移動します。(つづりじ改革案 "Regspel" におけるように、-y- の たすけをかりることもあります。ただし、それをやるということは、gym, hymn, system などの y を i にかえることになるのかも?)
police は、分割ダイグラフとは無関係なので、つづりをそのままにしておきたい。表音主義ならば "poleess" となるのかもしれませんが、個人的には、そこまでしたくないのです。
mail と male を ともに "mael" と表記するつづり字改革案もあります。
mail と male を ともに "mail" と表記するつづり字改革案もあります。
mail と male を ともに "male" と表記するつづり字改革案もあります。
これらは、mail を male のつづりの区別をしないという点では、おなじです。
表音主義では 区別が うしなわれる。それを きらう ひと は おおい。
しかし、mail をそのままにして、male を mael に変えてしまえば、両者の区別は可能です。分割ダイグラフ(マジックe)の場合だけ e を まえに うごかしてしまえば いい。
sail をそのままにして、sale を sael に変えてしまえばいい。さいごの e を移動させて、分割二重音字(スプリット・ダイグラフ)をただの二重音字(ダイグラフ=2字1音)にしてしまえばいい。
「エイ」「イー」「アイ」「オウ」「ユー」を つねに ae, ee, ie, oe, ue で かきあらわす つづり字かいかく案 は、いくつか あります。SoundSpel(サウンドスペル) も そのひとつ。
a-e, e-e, i-e, o-e, u-e を くっつけて かく ae, ee, ie, oe, ue の ような タイプの かいかく案は、つづり に いっかんせい が あり、おぼえやすい はず。
たとえば、tie という つづり の よみかた を おぼえたら、あとは tied (tied, tide) , tiel (tile) , tiem (time, thyme) , tiep (type) , tiet (tight) など の よみかた も ほぼ 自動的に つづり を みた だけ で よみかた が わかるようになる と いうこと です。
つづり と はつおん の くみあわせ の いちらんひょう さえ あれば、それを みながら、たんご の よみかた が すべて わかるような しろもの です。
https://en.wikipedia.org/wiki/SoundSpel#Phonetics
Phonetics
Phonemes are represented as follows, with nearest possible IPA equivalent.
Notation IPA Example a/æ/ sat e/ɛ/ set i/ɪ/ did o/ɑː/ dot u/ʌ/ cut
Notation IPA Example ae /eɪ̯/ sundae ee /iː/ see ie /aɪ̯/ die oe /oʊ̯/ toe ue /jʊː/ cue
以上は、ごく いちぶを いんよう(あるいは転載)しただけです。
たんご おわり では、-ie, -oe を -i, -o で 書いてもよいとのこと。たとえば、doe, toe, soe(sew), noe(know) も go, no, so も、あり。
-i は /アイ/ (alibi)で あり、-y は /ィ/(body) です。
例外規定も いろいろ あります。それらを すべて あたまに たたきこんだ としても、たんご の ストレスの いち までは わかりません。
そして、align, find, wild が alien, fiend, wield と おなじ つづりになるのは まぎらわしい。
そこで、alyn, fynd, wyld のように かけるような ルールが あればと おもいます。そして、そのような改革案は、いくつか存在します。
---American Literacy Council が 推進・推奨する 発音どおりの 表記法。ただし、伝統的つづり字に 対する 若干の 妥協が みられます。
https://americanliteracy.github.io/ts/soundspel/
http://en.wikipedia.org/wiki/SoundSpel
https://web.archive.org/web/20070107124838/http://www.spellingsociety.org/news/pvs/pv8rondthaler.php
http://wpedia.goo.ne.jp/enwiki/SoundSpel
https://web.archive.org/web/20170605073655/https://wpedia.goo.ne.jp/enwiki/
oi「オイ」も oy「オイ」も つかう。--- coin, spoil, boy, soy, toy.
ou「アウ」も ow「アウ」も つかう。
--- out, now, how, power。aloud と alowd(allowed) の くべつ が 可能。
ただし、サウンドスペルのトランスレイター(https://americanliteracy.github.io/ts/tools/)では、foul と fowl は くべつ せず 両方 foul に なってしまう。
au「オー」も aw も つかう。--- laun(lawn), law, paw。
-tion は、-shon に。moeshon, pozishon.
-cian は、-shan に。majishan, muezishan.
-ic は、-ik に。majik, muezik, moezaeik.
ちなみに、ocean は、oeshan に。mission は、mishon に。
concur, conquer は、concur, conker の ように くべつ。
サウンドスペルでは、-sion, -tion, -cian を -zhon, -shon, -shan と表記しますが、ほかの改革案では、-sion, -tion などを維持する場合があります。
qu/kw/ を維持する改革案もあります。
トップページには つづり字コンバーターが あります。
「エイ」:ai, ay
「イー」:ee, (i)
「アイ」:y, (iy)
「オウ」:oa, o
「ユー」:ue
「ユー|ウー」:ue
-i と -y の つかいかた が サウンドスペルとは 逆です。
前者が /ィ/ で、後者が /アイ/ です。
oo と uu の つかいかた が サウンドスペルとは 逆です。
ss が あります。
-tion も -sion も、そのまま。
chilled が child に なってしまう。そうならないためには、二重子音字と過去形の接尾辞を維持すればいい。
child は chyld に なります。
詳細については、ここでは割愛します。
おと と つづり が 1たい1 の たいおう で ない かいかくあん も あります。
"Regspel" も、その ひとつ。
みじかい a, e, i, o, u の おと は、pat, pet, pit, pot, putt の ような つかいかた で いいとおもいます。
ながい a-e, e-e, i-e, o-e, u-e、すなわち「エイ」「イー」「アイ」「オウ」「ユー」は、つぎのように なります。"Regspel" の もっとも すばらしい ところ。
Regspel 書記素 | IPA | 単語例 | Regspel での つづり |
ae, ay | eɪ | maid, stay | maed, stay |
ee | i: | feed, lead | feed, leed |
ie, y | aɪ | island, my | ieland, my |
o(e) | əʊ or oʊ | foe, flow, banjo | fo(e), flo(e), banjo(e) |
ue, ew, eu | ju: | union, stew, Europe | uenion, stew, Europ |
http://spellingsociety.org/uploaded_views/pv15linstead-personal-view-1419715177.pdf より、部分引用し、一部改変。
この Regspel は、ae, ee, ie, oe, ue いっぺんとう ではないので、find, wild は、fiend, wield に なったりせず、fynd, wyld に なります。
また、ae, ee, y, oe, ue いっぺんとう でもないので、iron が yern に なる おそれ も ないでしょう。
y の つかいかた。でだしでは、yes, yet のような つかいかた。
たんご おわり では、simply の -y も、fly, ply, sky の -y も、そのまま。
つまり、たんご おわり の -y は、つづりを みても よみかたが わからないまま と なる。ただし、かくときには、カンタン。ちなみに、うしろに -d や -s が ついても、y は そのまま。
はつおん の ことなる alley と ally の くべつ は、どのように なされるのか。わからないので、このまま つかってしまおうか。書記素としての -ey は、Regspel には ないだろうから、こんらん は しょうじない? むしろ、2つ の よみかた が ある 語末 の -y よりも、-ey の ほう が よみかた が わかりやすいかも。
つぎのような ばあい、e は しょうりゃく される。
I(e), he(e), she(e), we(e), U(e), me(e), also in be(e) and O(e); and in the combination –o(e)ld. old, bold, cold, gold, mold, sold, told など は、そのまま。
では、bolt, colt, molt, volt など は?
ふくすうけい の -s は、はつおん に よって -z に かわる。なんたること。
th は、有声音なら th のまま、無声音なら tth あるいは tt に かわる。なんたること。
-tion は、-sh(u)n に かわる。-ssion も おなじ。
to は そのまま。too と two は、ともに too と かく。
through は、thru ではなく、tthroo に なってしまう。
"Traditional Spelling Revised" では、/エイ/, /イー/, /アイ/, /オウ/, /ユー/ が、つぎのように なります。("TSR" では、分割ダイグラフを ふくみます。)
TSR 書記素 | IPA | 単語例 | メモ |
-aCe, ai, ay, (ei), eigh, ey
-aCCe- |
eɪ |
face, laid, stay, (vein), neigh, they
danger*, paste* |
ei がはずされ、かわりに ey が追加。
bass /beis/ は? |
-eCe, ee, ea
e |
i: | scene, feed, lead |
i を /i:/ で 発音する machine, police などは、外来語あつかい ならば そのまま。ルールどおりに かきなおせば、"masheen", "poleess" に。 そして、be, he, me, she, we などは サイトワードあつかい。 |
-iCe, ie, y, -ye, -uy, -igh
-iCC |
aɪ |
side, die, why, dye, buy, sigh
mild*, mind*, sign* |
aye, eye の あつかい は ? climb, hi, height, sleight, hype, thyme, type などは どうなる?(style は "styl" に なるらしい。) |
-oCe, -o, -oe, oa
-oCC |
əʊ or oʊ |
bone, banjo, floe, moan
old*, folk*, post* |
beau, gauche などの "eau" や "au" などは、外来語なので、おそらく そのまま。 |
-uCe, -ue, u, ew, eu | ju: | tune, due, unit, few, Europe |
beauty は "buety" に かわる。 view は "vew" に かわる。 |
それぞれの おと に たいする つづりかた の 許容範囲を さだめたのは いいが、そこから はずれたものを どのように かきなおすのか に ついて の ルールが あまり はっきりしない。
かつてのルール: http://spellingsociety.org/uploaded_views/traditional-spelling-revised-personal-view.pdf
TSRフルガイダンス(2022.06.):
http://spellingsociety.org/uploaded_iesc/tsrfullguidance0622-misc.pdf
COMPLETE GUIDANCE(2023.10.):
https://www.spellingsociety.org/uploaded_iesc/tsrcompleteguidanceoct23-misc.pdf
げんじつせかい の 英語の つづり と はつおん の かんけい は、もっと ふくざつ です。
うえのような つづり と はつおん の こみいった 対応かんけい の うち、きそく的な ものを のこし、ふきそく な ものを しゅうせい する だけ でも、英語は かなり やさしい もの に なるはずなのです。
ae, ee, ie, oe, ue の一貫性 vs 実際の英語の綴りと発音の対応
「規則化英語」では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。マジックeのパターンも二重子音字も つかわれるが、推進は されない。
基本的な単語も ルールどおりに つづりをかえる。
th は、語頭以外では、th と dh の くべつをする。(ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
動詞の過去形の語尾は、発音のとおりに表記する。 (ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
Traditional Spelling Revised では、それぞれの音素に対応する書記素のパターンを一覧表にまとめ、そこから逸脱したものを修正する。分割ダイグラフ(マジック e の パターン)も 二重子音字も つかわれる。
th は、無声音でも有声音でも そのまま。
動詞の過去形の語尾は、そのまま。
短音は a, e, i, o, u で 表記。ただし、一定数の例外(any, many, other, some)をみとめる。
長音は マジック e のほかに数種類のパターンで表記。main, mane, they, way, weigh, by, bye, buy, pie, right, rite など。同音異綴異義語の区別はかなり維持される。
/ju:/, /u:/, /U/ の区別には、こだわる。
ただし、new は、/nju:/も /nu:/も、そのまま。
"super" は、"u" をそのままにする。("oo" に しない。)
"e" は、直前の母音が短いときはカットする。
live(動詞)→ "liv"(形容詞の "live" との区別のため)、love → luv.
("-ore" の "e" は、そのまま のこすことに なりました。)
よまない g は、sign, benign などでは のこるが、gnash の g はカット。
よまない gh は のこる(night, thought)。ただし、through は (thru ではなく) throo に。
/f/ の gh は、ff になる(coff, enuff, laff)。
/f/ の ph は、そのまま(phone)。
語中の二重子音字は、ストレスのある短い母音の直後で使う(dinner, supper)。(ll, ff, ss などは語末でも使われる。)
qu, tch, th, x, -(e)d, -(e)s, -sion, -tion, -sure, -ture などは、そのまま。
接尾辞をおおむね維持。
不規則でも類推の有効なパターンをそのまま維持。
借用語のつづりをそのままにする。(cello, chef.)
部分的修正では 根本的解決に ならない。表音主義は なじみにくい。そして、保守主義で 英語のつづりが むずかしいままだと、学習に時間がかかり、つかいこなせる人が ふえにくい。(英語ユーザーが多数派にならないのは、いいことかもしれません。)
「短音」の a, e, i, o, u の つづり が 不規則な ばあい | OUGH や AUGH の つづり |
"ea", "ear", "eau" の つづり の よみかた | ch なのに /k/ の おと で よむ ばあい |
外部リンク(暫定) |
1908ねん せつりつ。まだまだ これから? |
「規則化英語(Regularized Inglish)」(ウィキペディア) ふきそくな つづりを きそくてきに なるように しゅうせい します。ただし、knight の よまない k や gh など は (よみかたの さまたげに ならない ので) そのまま のこります。whose が "hooze" に なったりします。 |
カナモジカイ の ホームページ かんじをつかわない。わかちがきをする。まぎらわしいことばをいいかえる。ただし、リンクさきのサイトでは、かんじを まったく つかわない ぶんしょう は、まれ です。 |
現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論 -漢字文化をよそに100年さきをいく点字- |
https://daydreem-beleever.jimdofree.com/
2018.11.17.たちあげる
もとのサイトは、
www.geocities.jp/yomikata_spelling/
えいたんご の よみかた : つづり と はつおん の ルール と パターン
こえ に だして よめば、単語 は おぼえやすくなる。英文を 音読すれば 英語が 身につくのだと いわれる。
しかし、英単語の よみかた が わからなければ 音読は できない。それが 原点 だった よう に おもいます。
英語は、文字と発音の関係が 複雑なので、身につけるのには 時間が かかります。じゅうぶんな時間・気力・体力などを もつ 人 たち だけ が、英語を身につけられるというわけです。
つづりが むずかしければ それだけ 時間が かかります。ゆえに、英語をつかえる人が ふえにくい。でも、そのほうが いいのかもしれません。もしも 英語をつかう人が マジョリティーに なったら、おしまい です。つかわないひとが おいつめられることになるので。
カナモジカイ の ウェブサイト
http://kanamozi.org/
かんじ を みなければ いみ が わからないような ことば は、つかわない ほう が いい。のぞまれるのは、カナモジ で かいても いみ が つたわる ことば。みみ で きいて わかりやすい ことば。
カナモジカイ は「コトバのバリアフリー」をうったえ、「漢字を使わないことを恥としない文化」の創造をめざしている(https://twitter.com/kanamozikai/status/1632246825750269953)とのこと。
もっと つかうカンジを へらしたほうがいいのでは?
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