英単語は 漢字と おなじで、単語ごとに 読みかたを かくにん する 必要 が あります。ただし、漢字と ちがうのは、英語の場合、つづり さえ わかれば、すぐに 辞書が ひける という 点 です。そのときに やくにたつのが、発音記号 です。
ここで あつかう 「発音記号」とは、英和辞典で つかわれているような タイプの ものです。"IPA"(国際音標文字・国際音声字母)を すこし カンタンにした 「IPA もどき」です。厳密ではありませんが おおざっぱな 目安です。
発音記号は、IPA以外の 方式も ありますが、ここでは ふれません。
なお、「発音記号を見ても 実際の発音は わからないから 無意味だ」という ものいい は、外国人の 日本語学習者に むかって 「漢字の ふりがなを みても 実際の 発音は わからないから みても ムダだ」と 言っているのと おなじくらい おろかなことです。
発音記号を おぼえれば、英単語の 読みかたを 辞書で かくにん できるように なります。
英和辞典には 発音記号の 一覧表が あります。発音記号の すぐ よこ に 基本単語が 例として あがっています。
http://dictionary.goo.ne.jp/help/ej/12.html
http://www.antimoon.com/how/pronunc-soundsipa.htm
たとえば、/i:/ の 記号 は、SEE, HEAT に ふくまれる 母音 の ように 発音 される と いう こと です。
読みかた を 知っている 基本単語 が あれば、それらを あしがかり に して おぼえる こと が できます。
実際の 発音を 単語ごと に 耳 で かくにん する 場合 には、たとえば つぎのような サイトが 利用 できます。
実際の 発音 が きけるのなら 発音記号 は 必要ない という かんがえかた も あるようですが、それは、日本語 の 音声 が きければ フリガナなど 必要ない と 言っているようなものです。耳 だけ で 外国語 の あらゆる 単語の 音声が 身につくのなら、だれも L と R の くべつ で 苦労 しない はず でしょう。
音声 と 発音記号を あたま の なか で むすびつけておけば、かならず やくに たちます。
子音の 発音記号は b, d, f, g, h, k, m, n, p, s, t, w, z などは ローマ字と ほぼ おなじです。
/r/ は 発音 そのものが 日本語の ラ行とは おおきく ちがいます。舌先を どこへも つけず うかせて 発音します。
/l/ (L)は ローマ字には ありません。舌先を 上の歯の裏(あるいは 上の歯ぐき)に つけて 出す 音です。
/v/ も ローマ字には ありません。/f/ に 濁点を つけたような 音(有声音)です。/b/ とは ことなります。
注意すべき 記号も あります。
発音記号の /j/ は 英語の 「ジェイ」の 文字と おなじ かたち ですが、「ヨッド」という なまえ で、ローマ字の ya, yu, yo の y のような 音です。yes や yesterday や yodel や yummy
など、単語の はじめ の 文字 と 比較 しながら 発音記号を みれば かくにん できます。発音記号の 一覧表を みて おぼえることも できます。
発音記号の /dʒ/ は、英語の j の 文字が あらわす 音 です。jack, jet, jeep, jockey, jump, junk などを 辞書で ひいてみて、はじめの j の 文字を 意識しつつ 発音記号の /dʒ/ と みくらべて おぼえられます。badge, edge, fridge, judge の -dge も /dʒ/ です。
/dʒ/ を おぼえれば、g の 文字の 読みかた が 「ガ行」なのか「ヂャ行」なのかを 発音記号で かくにん できるように なります。たとえば、gem, gym, ginger の g は /dʒ/です。
ch, sh, th の つづりに 対応する 発音記号も、発音記号の 一覧表を みながら おぼえることも できます。なれるために れんしゅう が 必要であれば、知っている 単語を 利用することが カギ です。
chat, check, chip など の 出だし の 音は /tʃ/ で あらわされます。catch や match の tch も /tʃ/ です。
shock, shoot, shot など の 出だし の 音は /ʃ/ で あらわされます。chef, chic, chute の ch も sh と おなじ 音 です。
think, thick, thin など の 出だし の 音は /θ/ で あらわされます。
that, this, then など の 出だし の 音は /ð/ で あらわされます。
ここでは、母音に関して、辞書の 発音記号一覧表に のっているような 順番ではなく、フォニックスを 意識して おぼえることを おすすめします。日本語に「あいうえお」の順が あるように、英語には「A,E,I,O,U」の順が あるべきです。
英語では、母音字 A,E,I,O,U に、それぞれ 基本的な 2しゅるい の 読みかた が あります。「短音」と「長音」です。「短」とか「長」とか 書いてありますが、実際の 音の ながさとは 無関係です。歴史的な よびかた を 便宜的に つかうだけです。
「長音」のほうは、アルファベットの 文字の なまえ と おなじ よみかた です。なので 「アルファベット読み」と よぶことも あります。(ただし、y の文字を i と おなじように 「アイ」と 読む 場合については 要注意。)
発音記号の 読みかた だけ わかるように なっても、発音と 文字表記の 関連性が わからないと カン が はたらかないので、リクツぬき で ひとつずつ 単語の 読みかたを かくにん するだけに なってしまいます。それよりも、つづりを みて 読みかたの 見当を つけてから 発音記号を みたほうが 気分も ラク ですし 効率的 です。
そのためにも、つづり と 発音 の 対応関係を 意識した 配列順の 発音記号一覧が 必要と おもい、つくってみました。
まんなか に タテ線を ひいて、ひだりがわ が a, e, i, o, u, oo の「短音」、みぎがわ が a, e, i, o, u, oo の「長音」、その下に その他の母音、さらに 下のところに「Rの母音」を まとめて のせてあります。
発音記号は、つづり と 発音 の 基本的対応を 意識しながら おぼえることが 重要です。ほかの 外国語の 入門書を 読んでみれば わかることです。
ここから さき は、母音の 発音・読みかたを かくにん します。
「長音」とは ことなり、カタカナでは 発音 が 書きにくく、とらえどころが ありません。
これらの母音は、それぞれ A,E,I,O,U の 文字で 表記されるのが 原則です。本来1つの母音字で 書くべきところを、2つ(ときには3つ)の 母音字を ならべて ひとつの「短音」を 書きあらわすのは、例外です。
参照:「短音」の a, e, i, o, u の つづり の 不規則な 単語 一覧
ea と書いて e の「短音」を あらわしたり(ahead, heaven, ready)、ou で u の「短音」を あらわしたり(couple, southern, young)するのは、英語の 不合理な ところ です。
発音記号では/æ/です。/æ/を見たら a の文字を連想するようにします。
「エ」のような「ア」のような音です。「ェア」と言うつもりで「ヤ」にならないように注意。
bat, cat, catch, dash, gas, jazz, mammoth, manner, panic, passion, tablet
発音記号では/ε/です。/ε/を見たら e の文字を連想するようにします。
日本語の「エ」でいいと おもいますが、「エ」の発音が やや「イ」に近い地域の方々は 要注意。
bed, pen, set, test, yen ; better, century ; denim, lemon, menu, metal, pedal, regular
辞書の発音記号で読みかたを確認:
"ea" /ε/ --- bread, head, heavy, jealous, measure, sweat
その他/ε/--- friend, heifer, jeopardy, leopard
発音記号では/I/です。/I/を見たら i の文字を連想するようにします。
この/I/の音は 「イ」と「エ」の 中間のような 音 なので 要注意 です。 hit/hIt/ は「ヒッt」と「ヘッt」の 中間のような 発音です。hit「ヒッt」と heat「ヒーt」の発音は、音 の 長さ ではなく、おと そのもの の ちがい で くべつ されます。live と leave、sit と seat についても 「イ」と「イー」の ちがい は 重要です。
big, bitter, city, dish, history, kick, mimic, mist, pin, sit, thinner, trip, triple, victory
辞書の発音記号で読みかたを確認:
busy, pretty, sieve ; build, building, guild, guilt, guilty
発音記号では /ɑ:|ɔ/ です。一般に 米音では「アー」ですが、英音では「オ」です。
/ɑ:|ɔ/ を見たら o の文字を連想するようにします。/ɔ/は、英和辞典では、o の左端が切れているような記号です。
この/ɔ/の音は「オ」と「ア」の 中間のような 音 なので 要注意です。ただし、一般に 米語では father の /ɑ:/ と おなじ おと で 発音 されます。
dot, fox, god, hot, shot, spot, stop, body, model, modern, modest, proper ; comma, bottle
quality, watch, swap などのように、a の文字で「短音」の o を あらわす 場合 も あります。
辞書の発音記号で読みかたを確認:bureaucracy, yacht, cough, trough
発音記号では /∧/で しめされています。この/∧/の音は、くちを あまり 大きく 開けずに 発音する 「ア」です。
/∧/を見たら u の文字を連想するようにします。(ただし、o の文字で書かれることもあります。)
cut, dust, fun, just, hub, hug, nut, trust, yuck ; butter, custom, funny, hustle, lucky, sudden, tunnel, yummy ; pumice, punish
辞書の発音記号で読みかたを確認:
"o" /∧/--- honey, money, color, cover, come, done, none, some, son, wonder
"oo"/∧/--- blood, flood
"ou"/∧/--- couple, double, enough, young
oo や ou で/∧/を表記するのは 例外です。
いちばん基本的な「エイ」「イー」「アイ」「オウ」「ユー」は、 それぞれ /eI/, /i:/, /aI/, /oU/, /ju:/ で あらわされます。なんとなく ローマ字に 似ているので、発音記号の読みかたを おぼえるだけで あれば、これで じゅうぶん です。しかし、これらが それぞれ A,E,I,O,U
の 文字の 名前に 対応していると いう ことを 最初に つよく 認識することが 重要です。
これらの母音は、2つ(あるいは3つ)の 母音字で 書かれることも ありますが、それでも 圧倒的に ひとつの母音字で 書かれることが おおい です。ながい 単語 では とくに 「エイ」「イー」「アイ」「オウ」「ユー」の音が きこえたら、A, E, I, O, U の 文字を 連想 する くらい で ちょうど いい ほど です。
「エー」ではなく「エイ」です。
bake, cake, crane, date, face, fake, gate, make, mate, rate, sale, tale, tame, wake
cable, cradle, fable, gable, ladle, maple, Naples, stable, table
chain, fail, gain, jail, main, nail, paint, rain, sail, tail, train
bay, day, hay, lay, may, pay, play, pray, ray, spray, stay, tray, way
baby, crazy, lady, lazy, shady, shaky, zany ; tasty
Asia, Asian, Canadian, circadian, cranium, mania, maniac, natrium, pomeranian, radial, radio, stadium, station
acre, April, apron, hatred, sacred
eight, freight, weight, neighbor, deign, feign, reign, gauge, mesa
「短音」の i /I/とは 音の質そのものが ことなるので 要注意。
eve, gene, meme, mete, scene, theme ; complete, delete
beach, beast, each, east, easy, eat, heat, meat, neat, peach, reach, seat
bee, feel, keep, meet, need, needle, peel, speech, speed, week
ameba, arena, emu, media, meter, Nemo, premium, sepia, Venus, veto ; (hero, zero)
diva, kiwi, machine, mosquito, pisa, pizza, police, quiche, visa, ski
field, shield, wield, yield, achieve, believe, brief, niece, piece, priest, siege
ceiling, deceive, receive, seize
key, people, phoenix, aegis
bite, cite, file, like, nice, spice, site, style, type ; rifle, title, cycle
die, lie, pie, tie ; bye, dye, lye, rye
hi, pi, sci-fi ; cry, dry, fly, fry, my, sky, spy, try
high, nigh, sigh, thigh, bright, flight, light, night, right, sight, tight ; sign, design, resign, benign, malign
child, mild, wild ; behind, bind, find, mind ; pint
fido, minor, shiny, tidy, tiny, minus, Titan
hydrant, hyphen, nylon, python, tycoon, typhoon, lullaby, occupy
height, sleight, Poseidon, eye, aye, buy, guy
「オー」ではなく「オウ」です。
code, hole, home, mode, nose, pose, rope, vote
boat, coast, goal, loan, moan, poach, road, roast, toad, toast
doe, foe, roe, throe, toe, woe
arrow, bellow, below, borrow, fellow, follow, mellow, narrow, shadow, shallow, throw, window, yellow
cozy, rosy, both, ghost, host, most, post, kosher
cocoa, dough, shoulder, soul, sew, brooch, Roosevelt, chauffeur, gauche
cute, duke, fuse, huge, mute, nuke, rule, tube, use
blue, clue, cue, due, hue, sue
feud, neutral, crew, dew, few, lewd, new, newt, pewter, stew
/j/の有無に注意。発音記号としての/j/は「ヨッド」(あるいは「ユッド」)という名称です。
辞書の発音記号で読みかたを確認:coupon, Houston
oo の場合
「ウー」/u:/ --- food, moon, noodle, too, tool.
「 ウ 」 /U/ --- book, cook, good, look, wood, wool.
room のように、両方の発音が みとめられるものも あります。
その他の場合
「ウー」/u:/ --- canoe, shoe ; group, soup ; do, hairdo, move, movie, prove, improve
「 ウ 」 /U/ --- cushion, bull, bullet, full, pull, put, push, bush, butcher
could, would, should も確認。
/u:/と/U/は、カタカナでは 「ウー」と「ウ」のように 書きましたが、実際には 母音の長さではなく、音色が ちがいます。/U/ は 「ウ」のような「オ」のような 音です。
oi/oy は「オイ」と読みます。発音記号では/⊃I/のような表記です。
boil, coin, hoist, oil, soil, troika, voice ; boy, enjoy, joy, oyster, soy, toy
綴り字の ou には 多種多様な 読みかたが あります。 ow も 「アウ」と 「オウ」と 少数の 例外的な 読みかたが あります。 しかし、「アウ」の音に対応するのは ou と ow だけです(gaucho や gauss などは例外)。だからこそ、基本は ou/ow =「アウ」ということにしてあります。
その「アウ」は/aU/で表記されます。
規則的対応(ou): about, aloud, bound, cloud, foul, house, mouse, noun, ouch, out, south, thousand, trout
規則的対応(ow): brown, chowder, cow, crowd, fowl, how, now, owl, plow, power, shower, towel, vowel, wow
「オー」は発音記号では/⊃:/のように表記されています。「オー」と「アー」の中間のような音です。
au「オー」:caught, daughter, fault, fraud, laud, maudlin, Paul, sauce
aw「オー」:awful, gnaw, hawk, law, lawn, paw, raw, saw, straw, thaw, yawn
al「オー」:chalk, stalk, talk, walk ; all, ball, call, fall, hall, mall, small, tall, wall
ちなみに、broad は "braud" のように読むので要注意。
au/aw は「オー」が基本なので、
au を「アウ」と読むのは例外:gaucho, gauss.
au を「オウ」と読むのは例外:gauche, aubergine.
aurora, restaurant は au をシュワーで発音するので要注意。
trauma の "au" は「オー」も「アウ」もあります。
/a:/をはっきり「アー」と読みます。
father, spa, blah, la, lah, pa, ta
calm は、-al- の部分が「アー」ではなく「オー」のときもあります。
almond についても、al- の部分が「アー」以外に「オー」だったり「ェア」だったりすることがあります。
e を さかさまに した /∂/の ような 記号で しめされて います。ストレスの ない ところに でてくる 母音 です。たいてい、but の u の ような 音 です。
about, ago, diet, giant, lion, minus, opinion, sofa
単語の おわり では くらい「ア」のような おと です。
たいていの子音の まえ では、くらい「ア」か くらい「エ」か、どちらか です。
R の すぐまえ では、「ウ」のように きこえる おと です。
L の すぐまえ では、「オ」のように きこえる おと です。
--- あまり口を大きく開けずに「アーr」と発音します。(英音では r の音色はありません。)
"er" --- fern, her, mercy, certain
"ir" --- birth, fir「モミ」, sir, circle
"ur" --- fur「毛皮」, hurt, turn, curtain
「ゥー」と「ェー」の 中間のような 音に Rの ひびきを まぜたような 音を 意識しつつも、「ァー」に 近く 聞こえることも あります。
early, earth, search, journal, sojourn などは 綴りが 変則的です。
--- 口を ふつう に 大きく あけて 「アーr」と 発音 します。(英音では r の音色は ありません。)
car, card, mark, part などを 辞書で 引いて 発音記号を 確認 すれば、読みかた と 発音記号 は むすびつきます。
基本的には、/a:r/の音は "ar" に 対応します。
heart, hearth, guard などは つづり が 変則的 です。
なお、heart と hurt の 発音の ちがい には 要注意。
---「エアr」のような音。(英音では r の音色は ありません。)
基本的には /ε∂r/の音は air(fair), -are(hair) に 対応しますが、heir(hは無音), their, there, where などのように -eir や -ere も あります。
"-air" --- air, fair, hair, pair ; cf. dairy, fairy
"-are" --- care, dare, fare, mare, scare ; cf. scary
"-eir" --- heir, their
"-ere" --- ere, there, where
bear, pear, swear, tear「引き裂く」, wear などのように、-ear と書いて -air
と おなじ 読みをする 変則的な つづりの 単語に 注意。
--- 「イーr」のような音。(英音では r の音色は ありません。「イー」の うしろに /∂/が くる だけ です。)
"-eer"--- beer, cheer, deer, jeer, peer, queer, sneer, steer, veneer
"-ear"--- dear, ear, fear, gear, hear, smear, tear「涙」
"-ere"--- here, mere, sphere
"-ier"--- pier, pierce, fierce, frontier
beard や weird に注意。
--- 「アイ」のうしろに "r" の音。(英音では r の音色は ありません。「アイ」の うしろに /∂/が きます。)
実際の音声で 確認することを おすすめします。
"ire" --- fire, hire, mire, tire, wire
"-yre"--- lyre, pyre, tyre
その他--- buyer, liar
まずは、fire, wire
の発音を確認して、そこを あしがかり に して 一気に 攻略 しましょう。
---「オーr」です。r は 英音では 省略 されます。
"or" --- form, order, pork, short, sort
"-ore"--- bore, core, more, shore, sore, store
"-oar"--- board, coarse, hoarse, oar, soar
変則的--- door, floor ; pour ; court, course, source
--- cure, pure ; fewer, skewer ; obscure
--- poor
イギリス英語では、-oor と -or は おなじ 発音に なってしまいます。ですから、door や floor の よう な 例外も、イギリス人に とっては、とくに 例外というわけではないことになります。
ちなみに、poor と pour
は、発音が 酷似しています。
辞書の発音記号で読みかたを確認:
tour, bourse
--- カタカナ では 「アワー(r)」としか 書きよう が ありません。あるいは「アウァー」の ほう が やや ちかい かもしれません。いずれにせよ、実際の音声で 確認 する こと を おすすめ します。この発音 を ふくむ 英単語 は、さほど おおくありません。
our, flour, hour, sour ; flower, power, tower
/aU∂r/の 音を あらわすのは -our か -ower だけですが、-our と -ower には ほか の 読みかた も あります。
「超」基本的な12の対応を補助記号とともに示します。
ă /æ/ (hat) | ĕ /ɛ/ (pet) | ĭ /ɪ/ (bit) | ŏ /ɑ/ (hop) | ŭ /ʌ/ (cut) | o͝o /ʊ/ (book) |
ā/eɪ/(hate) | ē/iː/(Pete) | ī/aɪ/(bite) | ō/oʊ/(hope) | ū/juː/(cute) | o͞o /uː/ (boot) |
以下、規則的な対応を中心に示します。(とはいえ、buy も push も変則的なのだが。)
ă /æ/ (hat) | ā /eɪ/ (hate, tail, may) |
ĕ /ɛ/ (pet) | ē /iː/ (Pete, see, east, be) |
ĭ /ɪ/ (bit) | ī/ aɪ/ (bite,byte,lie,bye,hi,by,buy,high) |
ŏ /ɑ/ (hop ; wash) | ō /oʊ/ (hope, toe, goal, go, oh) |
ŭ /ʌ/ (cut ; son) | ū /juː/ (cute, cue, feud, few) |
o͝o /ʊ/ (book, push) | o͞o /uː/ (boot, rule, thru, threw) |
oy /ɔɪ/ (toy, coin) | oir /ɔɪər/ coir, (lawyer), (sawyer) |
ow /aʊ/ (now, out) | our /aʊər/ our, flour ; flower |
aw /ɔː/ & /ɑː/ (law, sauce) | (aur) /ɔːr/ (aural, Taurus) |
ar /ɑːr/ (card) | air /ɛər/ fair, fare |
or /ɔːr/ (sort, sore, oar ; warm) | -oor /ʊər/ tour |
ur /ɜːr/ (turn, term, third ; worm) | -ure /jʊər/ cure, pure, skewer |
「規則化英語」では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。マジックeのパターンも二重子音字も つかわれるが、推進は されない。
基本的な単語も ルールどおりに つづりをかえる。
th は、語頭以外では、th と dh の くべつをする。(ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
動詞の過去形の語尾は、発音のとおりに表記する。 (ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
ちなみに、ウィキペディアでの"規則化英語"(Regularized Inglish)は、元祖とは ちがっていて、-ed や th の つかいかた が 伝統的つづり字 そのまま です。その点では、すこしだけ "TSR" に ちかいものに なっています。
Traditional Spelling Revised では、それぞれの音素に対応する書記素のパターンを一覧表にまとめ、そこから逸脱したものを修正する。分割ダイグラフ(マジック e の パターン)も 二重子音字も つかわれる。
th は、無声音でも有声音でも そのまま。
動詞の過去形の語尾は、そのまま。
短音は a, e, i, o, u で 表記。ただし、一定数の例外(any, many, other, some)をみとめる。
長音は マジック e のほかに数種類のパターンで表記。main, mane, they, way, weigh, by, bye, buy, pie, right, rite など。同音異綴異義語の区別はかなり維持される。
/ju:/, /u:/, /U/ の区別には、こだわる。
ただし、new は、/nju:/も /nu:/も、そのまま。
"super" は、"u" をそのままにする。("oo" に しない。)
"e" は、直前の母音が短いときはカットする。
live(動詞)→ "liv"(形容詞の "live" との区別のため)、love → luv.
("-ore" の "e" は、そのまま のこすことに なりました。)
よまない g は、sign, benign などでは のこるが、gnash の g はカット。
よまない gh は のこる(night, thought)。ただし、through は (thru ではなく) throo に。
/f/ の gh は、ff になる(coff, enuff, laff)。
/f/ の ph は、そのまま(phone)。
語中の二重子音字は、ストレスのある短い母音の直後で使う(dinner, supper)。(ll, ff, ss などは語末でも使われる。)
qu, tch, th, x, -(e)d, -(e)s, -sion, -tion, -sure, -ture などは、そのまま。
接尾辞をおおむね維持。
不規則でも類推の有効なパターンをそのまま維持。
借用語のつづりをそのままにする。(cello, chef.)
部分的修正では 根本的解決に ならない。表音主義は なじみにくい。そして、保守主義で 英語のつづりが むずかしいままだと、学習に時間がかかり、つかいこなせる人が ふえにくい。(英語ユーザーが多数派にならないのは、いいことかもしれません。)
「短音」の a, e, i, o, u の つづり が 不規則な ばあい | OUGH や AUGH の つづり |
"ea", "ear", "eau" の つづり の よみかた | ch なのに /k/ の おと で よむ ばあい |
外部リンク(暫定) |
1908ねん せつりつ。まだまだ これから? |
「規則化英語(Regularized Inglish)」(ウィキペディア) ふきそくな つづりを きそくてきに なるように しゅうせい します。ただし、knight の よまない k や gh など は (よみかたの さまたげに ならない ので) そのまま のこります。whose が "hooze" に なったりします。 |
カナモジカイ の ホームページ かんじをつかわない。わかちがきをする。まぎらわしいことばをいいかえる。ただし、リンクさきのサイトでは、かんじを まったく つかわない ぶんしょう は、まれ です。 |
現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論 -漢字文化をよそに100年さきをいく点字- |
https://daydreem-beleever.jimdofree.com/
2018.11.17.たちあげる
もとのサイトは、
www.geocities.jp/yomikata_spelling/
えいたんご の よみかた : つづり と はつおん の ルール と パターン
こえ に だして よめば、単語 は おぼえやすくなる。英文を 音読すれば 英語が 身につくのだと いわれる。
しかし、英単語の よみかた が わからなければ 音読は できない。それが 原点 だった よう に おもいます。
英語は、文字と発音の関係が 複雑なので、身につけるのには 時間が かかります。じゅうぶんな時間・気力・体力などを もつ 人 たち だけ が、英語を身につけられるというわけです。
つづりが むずかしければ それだけ 時間が かかります。ゆえに、英語をつかえる人が ふえにくい。でも、そのほうが いいのかもしれません。もしも 英語をつかう人が マジョリティーに なったら、おしまい です。つかわないひとが おいつめられることになるので。
カナモジカイ の ウェブサイト
http://kanamozi.org/
かんじ を みなければ いみ が わからないような ことば は、つかわない ほう が いい。のぞまれるのは、カナモジ で かいても いみ が つたわる ことば。みみ で きいて わかりやすい ことば。
カナモジカイ は「コトバのバリアフリー」をうったえ、「漢字を使わないことを恥としない文化」の創造をめざしている(https://twitter.com/kanamozikai/status/1632246825750269953)とのこと。
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