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母音字のよみかた が 「短音」か「長音」か。それは、さいごに e が あるかないか が 一応の目安に なります。ただし、絶対ではないので注意。
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ここでの発音は 話を単純化するために 米国式です。
母音字+子音字 で おわっていれば、その母音字は「短音」で読む。
母音字+子音字+e で おわっていれば、その母音字は「長音」で読む。
all, ball, call, fall, hall, small, wall などは、子音字で おわっていますが、「短音」とは ことなる よみかたを します。
bathe, change, range, taste, waste などのように、e の前の子音字が2つでも直前の母音字が「長音」になることもあります。(table, title, noble など、母音字+子音字+-le も。)
child, mind, pint, post, roll, sold などのように、e で終わっていなくても直前の母音字が「長音」になることもあります。
そして、give, have, live, lose, love, move, machine, marine, police, promise, surface, preface, necklace, orange, come, some, done など、e で終わっているのに直前の母音字を「長音」で読まないものは いくつもあり、つづりをみても 予測不可能です。
母音字に つづく 子音字が Rの ばあい、つぎのようになる。
-or と -ore は、おなじ発音。(ただし、favor と omnivore のような例に注意。)
w 音の直後の ar は、or と おなじ発音(war, warn, award, dwarf)。
w 音の直後の or は、er と おなじ発音(word, world, worst)。
ただし、warn と worn は同音。war と wore も 同音。
er, ir, ur は、おなじ発音(fern, first, fur)。martyr の -yr も -er と同音。
ストレスのないところでは、ar, or も、すべて er と おなじ発音。polar, favor.
単なる shire と 地名の -shire は、よみかた が ことなる。(https://ejje.weblio.jp/content/-shire)
lure, manure の -ure に注意。culture, future の -ure にも注意。
母音字+子音字+e ではなく、あいだに子音字がない場合。
つまり、母音字+e の 場合。
あてはまらない事例も あります。
ae の よみかた は、/イー/ が おおい 印象 だが、やはり 単語ごと に 確認すべき。(aegis は、/イージス/ だが、たまに /エイジス/ だったり する。)
ee は、been, breeches などのほかに、matinee, soiree, toupee, nee など、要注意。
ie は、diet, science, society, quiet, quietus, diesel, newbie, piece, orient など、単語ごと に 確認。
oe は、canoe, shoes, coelacanth, foetus, oenophile, phoenix など、個別確認。
ue は、/ユー/ も /ウー/ も ある。そして、duet, fluent, influence などのように、u と e が ことなる音節の場合も ある。
このようなフレーズが、よく知られているようです。
"When two vowels go walking, the first one does the talking."
"When two vowels walk, the first one says its name."
2つの母音字が ならんでいるとき、ひとつめ の ほうは もじ の なまえ どおりに 言い、ふたつめ の ほうは よまない、というのが きほんルール だということ らしい。
ですが、これは タンジュン化 しすぎ です。
たしかに、rain, weak, goal などのような 単語には あてはまります。
rain の a は 「エイ」と 読み、i は 読まない。maid, main, pain, sail なども 同様。
weak の e は 「イー」と 読み、a は 読まない。eat, heat, meat, peak なども 同様。
goal の o は 「オウ」と 読み、a は 読まない。boat, coat, load, road なども 同様。
しかし、きほん単語の なかに さえ 例外は あります。たとえば、idea の ea は、e が 「アルファベットよみ」、a が 「シュワー」(弱いshort-U)です。lion の i は 「アルファベットよみ」、o は 「シュワー」です。一つめ の 母音字は アルファベットよみ ですが、二つめ の もじ は 無音ではありません。
さらに、母音の二重音字を ふくむ sauce, voice, out などのような 単語の ばあい には まったく あてはまりません。(ここでいう 二重音字とは、2もじで ひとつの音を あらわす つづり の ことです。)
現実には こういうことです。
2つの 母音字が ならんで いる とき、ひとつめ の ほう は もじの なまえどおりに 言い、ふたつめ の ほう は 単語によって 無音だったり 無音でなかったり する。ただし、この きほんルール が つうよう しない 二もじ母音(au, eu, oi, oo, ou など)も ある。
bias, lion, neon
Orion, onion
ダイグラフ と そうでない場合
boat, oat の oa は、ダイグラフ。2字1音の つづり。
boa, oasis の oa は、o も a もべつべつの音節で発音するので、ダイグラフではない。
Rの有無
さいごの母音字は どう読むのか。
母音字で終わっている単音節語の場合、
その母音字が a なら「アー」、e なら「イー」、i や y なら「アイ」、o なら「オウ」、u なら「ウー/ユー」。
--- ba, bra, fa, ha, la, ma, pa, spa, ta.
--- be, he, me, she, we.
--- bi, Di, hi, khi(chi), pi, sci, phi, Vi.
--- by, cry, dry, fly, fry, my, ply, pry, shy, sky, sly, spy, sty, try, wry.
--- bo, go, ho, lo, mo, no, pro, quo, po, so, tho. (例外は do, to, two, who など)
--- flu, gnu, Lu, mu, thru.
ski の i は「イー」と 読み、変則的。skee と書けば 発音どおり。
ドレミの「ミ」は mi と書いて /mi:/ と 読みますが、やはり変則的。("me" と書くことも あるようです。)
fa の a は はっきりと「アー」、sofa の a は あいまいな「ア」。
acme, acne, apostrophe, catastrophe, karate, recipe, sesame などの e は「ィ」。
alibi, alkali, Gemini, rabbi の 末尾の -i と、khaki, mini, salami, taxi の 末尾の -i は、よみかた が ことなる。
city, happy, nasty, tasty の 末尾の -y と、apply, reply, supply, defy, deny, rely, lullaby, occupy の 末尾の -y は、よみかた が ことなる。
hairdo の -o と, weirdo の -o は、よみかた が ことなる。
ado, redo, undo, into などの -o に注意。
「超」基本的な12の対応を補助記号とともに示します。
ă /æ/ (hat) | ĕ /ɛ/ (pet) | ĭ /ɪ/ (bit) | ŏ /ɑ/ (hop) | ŭ /ʌ/ (cut) | o͝o /ʊ/ (book) |
ā/eɪ/(hate) | ē/iː/(Pete) | ī/aɪ/(bite) | ō/oʊ/(hope) | ū/juː/(cute) | o͞o /uː/ (boot) |
以下、規則的な対応を中心に示します。(とはいえ、buy も push も変則的なのだが。)
ă /æ/ (hat) | ā /eɪ/ (hate, tail, may) |
ĕ /ɛ/ (pet) | ē /iː/ (Pete, see, east, be) |
ĭ /ɪ/ (bit) | ī/ aɪ/ (bite,byte,lie,bye,hi,by,buy,high) |
ŏ /ɑ/ (hop ; wash) | ō /oʊ/ (hope, toe, goal, go, oh) |
ŭ /ʌ/ (cut ; son) | ū /juː/ (cute, cue, feud, few) |
o͝o /ʊ/ (book, push) | o͞o /uː/ (boot, rule, thru, threw) |
oy /ɔɪ/ (toy, coin) | oir /ɔɪər/ coir, (lawyer), (sawyer) |
ow /aʊ/ (now, out) | our /aʊər/ our, flour ; flower |
aw /ɔː/ & /ɑː/ (law, sauce) | (aur) /ɔːr/ (aural, Taurus) |
ar /ɑːr/ (card) | air /ɛər/ fair, fare |
or /ɔːr/ (sort, sore, oar ; warm) | -oor /ʊər/ tour |
ur /ɜːr/ (turn, term, third ; worm) | -ure /jʊər/ cure, pure, skewer |
「規則化英語」では、つづりのパターンに対応するよみかたをきめて、そこから逸脱した例外を修正する。マジックeのパターンも二重子音字も つかわれるが、推進は されない。
基本的な単語も ルールどおりに つづりをかえる。
th は、語頭以外では、th と dh の くべつをする。(ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
動詞の過去形の語尾は、発音のとおりに表記する。 (ウィキペディアの規則化英語では、ことなる。)
ちなみに、ウィキペディアでの"規則化英語"(Regularized Inglish)は、元祖とは ちがっていて、-ed や th の つかいかた が 伝統的つづり字 そのまま です。その点では、すこしだけ "TSR" に ちかいものに なっています。
Traditional Spelling Revised では、それぞれの音素に対応する書記素のパターンを一覧表にまとめ、そこから逸脱したものを修正する。分割ダイグラフ(マジック e の パターン)も 二重子音字も つかわれる。
th は、無声音でも有声音でも そのまま。
動詞の過去形の語尾は、そのまま。
短音は a, e, i, o, u で 表記。ただし、一定数の例外(any, many, other, some)をみとめる。
長音は マジック e のほかに数種類のパターンで表記。main, mane, they, way, weigh, by, bye, buy, pie, right, rite など。同音異綴異義語の区別はかなり維持される。
/ju:/, /u:/, /U/ の区別には、こだわる。
ただし、new は、/nju:/も /nu:/も、そのまま。
"super" は、"u" をそのままにする。("oo" に しない。)
"e" は、直前の母音が短いときはカットする。
live(動詞)→ "liv"(形容詞の "live" との区別のため)、love → luv.
("-ore" の "e" は、そのまま のこすことに なりました。)
よまない g は、sign, benign などでは のこるが、gnash の g はカット。
よまない gh は のこる(night, thought)。ただし、through は (thru ではなく) throo に。
/f/ の gh は、ff になる(coff, enuff, laff)。
/f/ の ph は、そのまま(phone)。
語中の二重子音字は、ストレスのある短い母音の直後で使う(dinner, supper)。(ll, ff, ss などは語末でも使われる。)
qu, tch, th, x, -(e)d, -(e)s, -sion, -tion, -sure, -ture などは、そのまま。
接尾辞をおおむね維持。
不規則でも類推の有効なパターンをそのまま維持。
借用語のつづりをそのままにする。(cello, chef.)
部分的修正では 根本的解決に ならない。表音主義は なじみにくい。そして、保守主義で 英語のつづりが むずかしいままだと、学習に時間がかかり、つかいこなせる人が ふえにくい。(英語ユーザーが多数派にならないのは、いいことかもしれません。)
「短音」の a, e, i, o, u の つづり が 不規則な ばあい | OUGH や AUGH の つづり |
"ea", "ear", "eau" の つづり の よみかた | ch なのに /k/ の おと で よむ ばあい |
外部リンク(暫定) |
1908ねん せつりつ。まだまだ これから? |
「規則化英語(Regularized Inglish)」(ウィキペディア) ふきそくな つづりを きそくてきに なるように しゅうせい します。ただし、knight の よまない k や gh など は (よみかたの さまたげに ならない ので) そのまま のこります。whose が "hooze" に なったりします。 |
カナモジカイ の ホームページ かんじをつかわない。わかちがきをする。まぎらわしいことばをいいかえる。ただし、リンクさきのサイトでは、かんじを まったく つかわない ぶんしょう は、まれ です。 |
現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論 -漢字文化をよそに100年さきをいく点字- |
https://daydreem-beleever.jimdofree.com/
2018.11.17.たちあげる
もとのサイトは、
www.geocities.jp/yomikata_spelling/
えいたんご の よみかた : つづり と はつおん の ルール と パターン
こえ に だして よめば、単語 は おぼえやすくなる。英文を 音読すれば 英語が 身につくのだと いわれる。
しかし、英単語の よみかた が わからなければ 音読は できない。それが 原点 だった よう に おもいます。
英語は、文字と発音の関係が 複雑なので、身につけるのには 時間が かかります。じゅうぶんな時間・気力・体力などを もつ 人 たち だけ が、英語を身につけられるというわけです。
つづりが むずかしければ それだけ 時間が かかります。ゆえに、英語をつかえる人が ふえにくい。でも、そのほうが いいのかもしれません。もしも 英語をつかう人が マジョリティーに なったら、おしまい です。つかわないひとが おいつめられることになるので。
カナモジカイ の ウェブサイト
http://kanamozi.org/
かんじ を みなければ いみ が わからないような ことば は、つかわない ほう が いい。のぞまれるのは、カナモジ で かいても いみ が つたわる ことば。みみ で きいて わかりやすい ことば。
カナモジカイ は「コトバのバリアフリー」をうったえ、「漢字を使わないことを恥としない文化」の創造をめざしている(https://twitter.com/kanamozikai/status/1632246825750269953)とのこと。
もっと つかうカンジを へらしたほうがいいのでは?
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